SWEET LOVE SHOWER 2004 †
突然の鬼束ちひろのコールで会場がざわめき シークレットゲストとして 鬼束ちひろが カバー曲2曲を含む3曲を熱唱した。
歌ったのは3曲は †
(1)SMELLS LIKE TEEN SPIRIT (Nirvana) (2)King of Pain (Police) (3)育つ雑草 (10月発売の新曲)
レポート †
暑さの残る秋空の下、9/20(月・祝)に日比谷野外大音楽堂で今年で9回目となる「SWEET LOVE SHOWER 2004」が開催された。
全国ツアーを控えたYUKIに始まり、熱いメッセージをシャウトするサンボマスター、ノリノリのステージを見せてくれた10-FEETが続く。
そしてシークレットゲスト・鬼束ちひろがコールされた時には会場中が大興奮!2曲のカヴァー曲の後、今までとは違うロックテイストな新曲「育つ雑草」を披露した。
夜の帳が降りた後は、ゲストにAIを迎えたCharが最高のギターテクを披露すれば、PUSHIMはレゲエの楽しさをオーディエンスに伝える。そしてASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場したラストには、会場全体が音楽を通じて一体になり、大歓声の中フィナーレを迎えた。
この模様は11月6日、7日の「15th Anniversary special TEPCO ひかり presents SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2004 SPECIAL SELECTION」(ダイジェスト版)の番組でも放送される 鬼束ちひろ 育つ雑草 Rainman
report †
●シークレットは……鬼束ちひろ!
そろそろ日が暮れ出した17時半。ようやく涼しげな秋風が吹き始める中、ステージには弦楽器をたずさえた4名の奏者があらわれて椅子(いす)に着席。何が始まるのか……と、一瞬しんと静まった会場にアナウンス・コールされたのは、シークレットゲスト=鬼束ちひろの名前だった。途端に会場からどよめきの声が上がるが、およそ1年の沈黙を破っての登場に観客席は戸惑いを隠せない様子。なおも、赤と黒のボーダーニット&ミニスカートに革ブーツ……という、以前とはガラリと雰囲気を変えた姿には、目を疑うものも多かったのでは? すでに多くのメディアでも報じられているが、彼女の特徴的スタイルだった“裸足”は封印されていたのである。
鬼束自身も緊張感をはらんだオーラを漂わせながら、無言でマイクを手にする。弦楽四重奏をバックにして始まった1曲目は、ニルヴァーナのカバー「Smells Like Teen Spirit」……その選曲と彼女の出で立ちに、思わずコートニー・ラブの姿を重ね合わせてしまう。とはいえ、柔らかく静ひつなストリングスの調べの中を泳ぐボーカルには、聴き手を慈しむ天性の深みが健在だ。続く2曲目、ポリスのカバー「King of Pain」も同様。おそらく活動休止中に彼女の奥底に潜んでいた“澱(よどみ)”のようなものが、この2曲のカバーによって解き放たれようとしていたのではないだろうか。
そして3曲目は、ついに10月末にリリースが決定したニューシングル「育つ雑草」。バックバンドが参入して演奏が始まった新曲は、これまた以前までの鬼束ちひろのイメージを完全に覆すラウドなロック・ナンバー。カバー2曲で作り上げた会場のムードを自ら破り壊すようなハードな曲調とボーカルには、観客も固唾(かたず)を飲んで見守るばかり。この1曲だけで今後の行方を占うのは早計かもしれないが……鬼気迫る壮絶な世界観が込められているのは確かである。新たに立ち上がったオフィシャル・サイト(http://www.universal-music.co.jp/onitsuka/index.html)には早くも歌詞が掲載されているので、その変身の片りんを確かめていただきたい。
投票 †
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#navi(鬼束ちひろ): Not a child page like: 鬼束ちひろ/SWEET LOVE SHOWER 2004Last-modified: Fri, 04 Jun 2021 11:43:04 JST (846d)